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新株発行


新株発行とは?

新株発行とは、その名の通り新しく株式を発行して、資本金を増やすことです。

企業は株式を投資家に交付し、投資家は資金を企業に支払います。

企業側から見れば、新株発行によりキャッシュを得られます。

このため、新株発行は財務活動によるキャッシュ・フローのプラス要因になります。

 

新株を発行するのはどんな時か?

それは、お金が必要になった時です。

例えば、新たな工場を建設するための資金が必要になった時、新規事業を展開するために資金が必要になった時です。

このとき経営者はまず、手元資金で必要な金額を賄えるかを検討します。

手元資金で足りるならば問題ありませんが、足りない時は次に借り入れを検討します。

銀行からの借り入れが少なく、かつ借り入れで賄える程度の金額であれば、経営者は借り入れを行います。

必要な資金を借り入れによっても賄えない場合、経営者は新株発行を検討します。

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手元資金が潤沢にない企業とは?

① 競争力のない企業

競争力がないと、多額の広告宣伝を打ったり値引き販売をして、利益が少なくなります。

結果として、企業に資金が残らなくなってしまうのです。

つまり、投資する資金に対して回収できる資金が少ないのです。

例えば100億円の工場を建設して、回収できる資金がちょうど同じ100億円の場合、企業が一生懸命頑張っても、手元には1円も残りません。

 

② 業界構造が悪い企業

業界構造が悪い場合、例え業界No1の競争力を有する企業であっても、利益はとても少なくなります。結果として、企業に資金が残らなくなってしまうのです。

 

③ 経営者が過去に多額の投資に失敗した企業

特にバブルの時代に不動産投資やゴルフ会員権投資など、本業とは関係のない投資に失敗した企業も手元に資金が残っていません。

また、各時代ではやりの事業、例えば介護事業や環境事業に、本業との関係がないのに進出して失敗に終わると、手元の資金はどんどん失われてしまいます。

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