時価総額
時価総額とは?
時価総額とは、その会社の値段です。
その企業のかぶしきを全て買い占めるのに必要な金額で、企業規模の目安のひとつとされています。
時価総額が1,000億円であれば、今のその会社の値段は1,000億円で売られているということを意味します。
時価総額は以下の公式で計算できます。
時価総額 = 株価 × 株式数
時価総額10億ドル以上で未上場のベンチャー企業は、めったに見つからないことから伝説の生き物になぞらえて「ユニコーン」と呼ばれます。
時価総額の計算の仕方は?
実際の企業で計算してみましょう。
ファナック【6954】(以下「ファナック」と表記します)の場合、有価証券報告書の中盤21ページ目に第4【提出会社の状況】に発行済株式総数が掲載されています。
時価総額は株価に発行済株式総数をかけて算出しますので、
22,005(株価)×204,040,771(発行済株式総数)=4,489,917,165,855円(約4兆4,900億円)
※2018年6月29日時点の株価、発行済株式総数。
このことから、ファナックは、2018年6月29日時点で時価総額4兆円を超える大企業であることがわかります。
時価総額を株式投資にいかすには?
株式投資をするうえでは、企業の規模を見ることも大切です。
時価総額の大きな企業は、経営が安定しやすいですが、他方で急激な成長は期待できなくなっていきます。
時価総額の小さな企業は、まだまだ規模の小さく不安定な企業が多く、臨時的に多額の損失が計上された場合、一気にその企業の財政状態が悪化する恐れがあります。
規模の小さな企業への投資は、その企業がうまく成長した場合には大幅な株価の上昇を見込むことができますが、一方でそのような企業は社内の管理体制が整っていない場合も多く、リスクが高いともいえます。
規模が小さい企業への投資には、そのようなリスクがあることを意識しましょう。
規模のメドとしては
1兆円
1,000億円
100億円
10億円
が挙げられます。