【4177】i-plug
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【i-plug(4177)】2025年3月期3Q 決算説明


株式会社i-plug代表取締役CEOの中野智哉でございます。
本日は2025年3月期第四半期の決算説明をさせていただきます。


本日は会社概要、第3四半期の実績・業績予想の進捗という形で説明をさせていただきます。

こちらは、会社概要になります。
i-plugは2012年4月18日に大阪を本社として設立しました。
現在、主な事業は新卒オファー型就活サービス、オファーボックスの運営開発を行っております。
現在、連結で336名、単体で305名の会社規模となっております。

弊社のミッションとビジョンです。
ミッションは、「つながりで、人の可能性があふれる社会をつくる」
ビジョンは、「Vision 2030」
2030年までに未来を担う若い世代から最も選ばれるプラットフォームになると掲げて、現在チャレンジをしていっております。

こちらが、i-plugグループ全体が提供する主なサービスになっております。
メイン事業であります「OfferBox」、さらに同じ新卒採用の領域の「Tsunagaru就活」、適性検査の「eF-1G」、さらに学生と企業のコミュニティスペースを運営している「plugin lab」、企業がキャンパスになるというコンセプトで運営している「キャリア大学」、この5つがメインの事業になっております。

ではここから、第3四半期の実績をお伝えさせていただきます。

まず、業績のハイライトになります。
売上高は前年同期比13.1%増の36億円、営業利益は前年営業損失 2億1000万円から大幅に回復しまして、営業利益は4.6億円で進捗していっております。
また、参考として、受注高は47.3億円、前年同期比12.4%増、そのうちOfferBoxの早期定額型プランは37.9億円、前年度同期比16.9%増で進捗していっております。
全体的にOfferBoxに関しては、早期定額の受注は増加しており順調です。
ただ、決定ニーズの伸び悩みがあり、成功報酬が、計画比でややマイナスで進捗していっております。

詳細な数字をご報告させていただきます。
まず、お伝えした通り、売上高は36億700万円の着地になっております。
また、営業利益は4億6700万円、そのうちi-plugの売上高は33億5100万円、営業利益は5億400万円となっております。
前年、かなり増収効果があったこと、さらに前年度のpaceboxの投資がなくなったことで、大幅の黒字転換となっております。

また、受注高ベースの営業利益でございます。
早期定額型の収益認識の方から、年度の後半にかけて売上の転換率が高くなってきております。
受注高でいきますと、昨年の12.4%増の47億3900万円で着地をしています。
そこから費用を引いた受注高ベースの営業利益は、前年同期比の96.3%増の15 億9900万円で着地をしております。
また、契約負債も、昨年と比べますと15.2%増の22億8900万円の着地となっております。

では、ここからは、サービス別の四半期推移の売上高になります。
早期定額型の受注増加により、しっかりと売上は成長していっております。
OfferBoxのサービスの特性から、売上高は下期偏重型になっております。
先ほどお伝えした通り、成功報酬に関しては、OfferBox全体の決定人数が伸び悩んでおり、前年同期比の売上減という着地になっております。
ここは大きな課題として、今後改善していきたいと考えております。

こちらが、営業損益の四半期の推移になります。
早期定額型の受注増加と、昨年のpaceboxの投資がなくなったことによって、3クォーターの営業利益は前年同期比で増加して、累計でも黒字転換となっております。
なお、4クォーターは、2026年度卒の学生に対してのプロモーション関連の投資を実行しますので、通期の計画は、計画通りの着手となる見込みでございます。

では、受注高の四半期の推移になります。
こちらも、昨年から1クォーター・2クォーターの受注が、かなり前倒しで進めておりますので、クォーターごとの受注高の偏りが変わってきております。
3クォーターの受注の累計はご覧いただいた通りで前年同期比16.9%増で伸長しております。

営業損益の前年比の推移になります。
HR関連費用は増加しておりますが、売上高増とペースボックスの投資減で大幅の増益となっております。

続いて種類別のコストになります。
一番伸びているところが、HR関連費用になります。
昨年17億8900万円に対して、今期は19億8800万円という形になっております。
プロモーション関連費用は、前年対比で減少しておりますが、マーケティングの施策を見直しまして、10日の時期を見直したものによるものであり、4クォーターでプロモーション管理費用は増加に転じる予定になっております。

従業員の連結の推移になります。
3クォーター末時点で連結の従業員は336名となっております。
前年同期比では5名減少、2クォーターからは4名減少しております。

ここから、OfferBoxのKPIの数値の説明をさせていただきます。
まず、企業登録数は順調に増加をしていっております。
3クォーター末時点で19,607社、前年度期比17.2%増となっております。
こちらは、企業の採用のニーズはどんどんまだ上がっておりますので、しっかりとここを伸ばしていきたいと考えております。

続きまして、学生の登録になります。
2025卒は211,431名、前年同期比13.1%のマイナスとなっております。
また26卒に関しては140,726名という形で、前年同期比5.4%増となっております。
25卒は、かなり早目の時期にプロモーションを投下しましたが、決定人数にあまり寄与しなかった部分があるので、今見直しており、26卒に関しては、3クォーター、さらに4クォーターに、しっかりとプロモーションを投下していこうと考えております。

では、ここからオファーの送信になります。
企業の登録の増加と、さらに1社あたりのオファーの送信量の増加というところで、オファーの送信数は大幅に増加をして進捗していっております。

さらに、オファーの承認になります。
こちらも、学生の登録数について、26卒は昨年同期比で5.4%伸びてきておりますし、さらにアクティブ化の対策もしっかりしていっております。
それに応じて、オファーの承認数も前年同期比でしっかりと伸長している状況になっております。

最後は、OfferBoxの決定の推移になります。
3クォーター末時点で、7,139名という形で前年度期比1.1%のマイナスとなっております。
ここはしっかりと伸ばしていきたい非常に重要な数値になっております。
課題の箇所はわかってきておりますので、25卒だけではなく26卒の方でもオファーの送信、学生のアクティブ化、承認人数の増加をしっかりと実現して、この決定人数の改善を図っていきたいと考えております。

では、業績予想の進捗の説明をさせていただきます。

先ほどもご説明させていただきましたが、OfferBoxの決定人数の下振れによって、売上高は3クォーターの計画を下回って進捗しております。
営業利益に関しては、人材採用の遅れや成長投資への投下配分の見直し等で、コストの計画比がマイナスとなっておりますので、3クォーターの結果が大幅に上回っております。
4クォーターでは、さらに2026卒、来期の業績を作る決定人数の増加を実行するためにも、積極的にプロモーション投下を行っていく予定でございますので、現時点での業績予想の変更は行わないという風に考えております。


以上が、第3四半期の決算の説明となります。
現在、i-plugのIRに関しては、LINEの公式アカウントにご登録いただくと、最新の情報を随時配信をさせていただいております。
ぜひ、こちらも登録いただきながら、毎月、業績の進捗や、各種KPIの数字も積極的に公開していっておりますので、業績の状況を知っていただき弊社を支援いただければと思っております。
一番大事なことは、やはり今のこの就職活動、さらに若い世代のキャリアをしっかりと伸ばしていくところ、ここに寄与する事業を作り成長させていくことだと考えております。
i-plugグループのミッション・ビジョンをしっかり実現するためにも今後も積極的に投資を実行して成長していきたいという風に考えておりますので、これからもご支援よろしくお願いいたします。
では、以上、決算説明をさせていただきました。
ご清聴ありがとうございました。
