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引当金


引当金とは?

引当金とは、将来発生する費用のうち当期以前にその発生原因があるものについて、あらかじめ費用として計上したものをいいます。

具体的には、賞与の一部をあらかじめ費用として計上したものである「賞与引当金」や、従業員が退職した時に支払う退職金や退職年金の一部をあらかじめ費用として計上したものである「退職給付引当金」、取締役や監査役といった役員が退職した時に支払う退職金の一部をあらかじめ費用として計上したものである「役員退職慰労引当金」などが、引当金に分類されます。

 

※ 役員退職慰労引当金については、近年、支給が行われないのが一般的となってきています。

というのも、役員の評価は、企業の業績ひいては時価総額によって評価されるべきと考えられるからです。

それに対して役員退職金はどちらかといえば、業績に関係なく役員在職年数に応じて支給される性格のものです。

すなわち、本来業績で評価されるべき役員に、業績に関係ない役員退職金を支給するのは不適切という考え方です。

そこで、役員退職金制度を廃止し、それまでに発生していた役員退職金は既得権として保証して引当金計上し、それ以降は新たに発生しないというケースが散見されます。

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