『経済指標 読み方のルール』
サイモン・コンスタブル。2012年2月
経済指標に対してどのような投資行動を起こせばよいか?
日本における株式投資でも使える経済指標として、「自動車販売台数」「BBレシオ」「財政赤字と債務残高」「バルチック海運指数」「日銀短観」「1人当たりGDP」「イールドカーブ」などが紹介されています。
本書の良いところは、それぞれの経済指標について、その意味するところは何か?、それに対してどのような投資行動を起こせばよいか?(売りか買いか)、先行指標か一致指標か?といったことが明確に示されている点です。経済指標を、投資にいかに活用するかがわかります。
アクションラーニングからひとこと
長期投資を実践するには、やはり長期的な未来の見通しを持っていなければなりません。
なぜなら、長期的な展望を持っていなければ、世の中に起こっている事件(リーマンショックなどのショックや、ITバブルのようなバブル)に振り回されてしまうからです。
長期的な展望を持っていれば、○○ショックや○○バブルは、投資収益を得るための絶好の機会です。
短期的な事件に振り回されないためには、まずは経済統計・指標により、過去と現在に起こってきたことを客観的に数値で捉えることが必要です。
そこで参考になるのが『経済指標読み方のルール』です。ウォールストリート・ジャーナルのニュースキャスターによる書籍です。
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