『億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術』
『バフェットの銘柄選択術』(メアリー・バフェット、日本経済新聞社、2002年)
投資の神様といわれるウォーレン・バフェットの銘柄選択のポイントを、簡潔に分かりやすく解説してくれています。
バフェット自身の著作ではありませんが、バフェットが投資する企業の共通点が書かれています。
消費者独占企業
キーワードは「消費者独占型企業」です。
有料ブリッジ企業とも言われます。
ブランド価値が極めて高い企業、もしくはブランド価値が極めて高い商製品・サービスを取り扱う企業を意味します。
ブランド力があるため、顧客がその企業の製品やサービスを使わずにはいられません。
消費者独占型企業が取り扱う商製品・サービスは、独占企業のように強い市場支配力を持っています。
消費者独占型企業は扱っている製品・サービスがシンプル(誰にでも理解できる)で、継続的に需要があり(毎日使う等)、10年後もそれが確実に必要とされています。
そんな企業を安い価格で買うことが大切であるとされています。
事業内容の定性的分析に主眼があります。
コモディティ型企業
コモディティ型企業とは、他社の商製品・サービスとの差別化ができない、付加価値の低い商製品・サービスを取り扱う企業です。
アクションラーニングからひとこと
個人投資家の必読書です。
消費者独占型企業、参入障壁についての考え方など、ファンダメンタルズに基づいた長期投資に不可欠のヒントが盛りだくさんです。
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