『シーゲル博士の株式長期投資のすすめ』
目次
データに基づいた説明
株式投資が長期投資の対象としていかにパフォーマンス面で優れているか、データに基づいて説明しています。
株式のリターンが明らかに一番高い
1802年以降1997年までの株式、債券のリターンを比較した場合、明らかに株式のリターンが一番高くなっています。
これは名目で見ても、実質で見てもそうです。
長期で見れば株のリターンが安定している
これは意外なことですが、長期で見れば株のリターンは安定しています。
単年度ごとで見ればボラティリティは大きくなるのですが、長期的には実質トータルリターンが7%/年程度と安定しています。
長期的に購買力を安全に維持するのは株であって債券ではない。
このことを、ポートフォリオ理論に保有期間の概念を導入して説明してくれます。
株のトータルリターンは配当利回りとEPSの伸び率の合計
株式から得られる実質リターンの長期の指針としては、株式益回り(PERの逆数)が最適である、と示されています。
1972年12月でもニフティフィフティは買いでよかった
ニフティフィフティのパフォーマンス検証も実施しています。
かなり興味深い結論です。
1972年12月、ニフティフィフティのPERが40倍を超えてたときに購入していたとしても、長期で見れば、10%を超えるパフォーマンスを得られています。
アクションラーニングからひとこと
個人投資家の必読書です。
暴落局面においても冷静な対処ができるでしょうし、上昇局面においても過度に怖がらずに冷静な対処ができるようになると思います。
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