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貸倒引当金


貸倒引当金とは?

貸倒引当金とは、債券(売掛金、受取手形、貸付金、破産更生債権等)のうち回収が見込めないものについて、前もって損失を計上したもの、をいいます。

長期間回収できない(長期滞留する)売掛金は、得意先の状況を把握できずに予想外に取引先の業況が悪化した場合や、一時的に売り上げを伸ばしたいがために支払能力のない先にまで商品を販売した場合に発生します。

例えば得意先Z 社に対する売掛金が1,000あるとします。

ある日突然、得意先Z社が倒産してしまった場合、売掛金1,000が全て損失処理されるのです。

もちろん事前に回収できない分を見込んで貸倒引当金が計上される場合もありますが、されない場合もあります。

つまり、長期滞留している売掛金は、早いか遅いかの違いはあれ、突如、損失として表面化するのです。

ですから、投資家は売上債権回転分析を行い、債権の長期滞留に十分に注意しなければならないのです。

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