【2984】ヤマイチエステート
不動産の開発・売買・賃貸・管理及び仲介業
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【ヤマイチ・ユニハイムエステート(2984)】2025年3月期3Q 決算説明

皆さま、本日はお忙しい中ヤマイチユニハイムエステートの2025年3月期第3四半期決算補足説明をご覧いただき、誠にありがとうございます。
本日は当社の第3四半期の業績概要、重要なトピックス、及び株主還元についてご説明いたします。なお前半の業績説明においては、当初の業績予想に基づいてご説明しますが、 先立って業績予想の修正を行っておりますので、 併せてご確認をお願いします。
まずは第3四半期のサマリー です。
開発案件の計画変更により、 土地売却としていた計画から、 自社での開発と販売する方針へと変更しました。買収企業の統合プロセスが進み、事業の整理、 組織・人因の整理、 システム統合に関連する費用が発生しました。その他のプロジェクトは計画通りに進捗しています。
続いて業績のハイライトをお示しします。
第3四半期の売上および利益は、埼玉県朝霧市の土地売却計画の変更により、大きく下振れしました。また買収企業の在庫整理、人員整理、システム統合に関する費用を計上し、来期以降の埼玉エリアでの業務拡大に向けた準備を進めております。
一方で不動産開発賃貸事業は概ね計画通りに進捗し、セグメント利益が上振れしました。
不動産開発・賃貸事業について、売上の計画比は順調に進捗しており、利益に関しますと年間計画進捗率は 99.4%となっています。
前年同期比でも取得した物件が貢献し、売上・利益が順調に積み上がっています。テナントや入居者の入れ替えについてもスムーズにこなしており、計画通りに進められています。
当初の業績予想では埼玉県朝霞市において2023年に取得した土地約860坪について、今期中に土地売却を想定した計画としておりました。その後マンションマーケットの動向を慎重に検討した結果、土地売却ではなく自社で開発する方がより多くの利益が獲得できるものと判断し、 分譲マンションの事業として進めることとなりました。こちらユニハイム朝霞本庁計画としてホームページが立ち上がりました。これらの結果、今期の当初年間計画進捗率は、 売上高34%、営業利益11%と低調ですが、 第4四半期に向けて、いくつかの高収益案件に関して販売を進めています。
計画の変更により、 前年と比べても売上利益ともに減少をする結果となりました。
マンション事業については、関東エリアの動きが良く概ね計画通りに進捗しています。
今期は第2四半期に完成した案件があり、第3四半期では残在庫の販売が堅調に進んでいます。
これらの結果を受けて今期の業績予想を修正しました。 当初の計画を大きく下回ることとなり厳しい数字となりましたが 積極的な将来投資を優先する経営判断を行いました。
こちらは第3四半期末のバランスシートです。通年通り開発工事の進捗に伴い、棚卸資産が増加しています。また大型の開発案件を自社で推進することとなり、 長期の借入金が増加しています。
続きまして、 重要なトピックスをご紹介いたします。
当社の滋賀県大津市の商業施設に、 新たにテナントとしてカネスエ様にご利用いただくことになりました。当該地域の食品スーパー施設として、大変ご好評をいただいております。
2つ目のトピックとして、 セレンディクスとの共同事業により、大阪関西万博の障害者用バス管理施設を提供させていただく機会をいただきました。
こちらは当社初の3Dプリンターによる部材を利用した55平米の建物です。住居よりもむしろ商業や事業としての活用を想定したプロトタイプでございます。我々も初めての3 Dプリンター建築に参加することでいろいろな知見を獲得できました。今後も3 Dプリンターの強みを生かした商品作りの研究を進めてまいります。
3つ目のトピックとして 在留外国人の住まい探しを手伝いする新しいサービスを開始しました。今、日本で働く外国人の数が年々増加しており、外国人ならではの困り事やニーズがあることがわかってまいりました。そこで外国人スタッフにより、これまでにない住まい探しのご提案をするサービスとして、大阪周辺に限定したサービスを試験的に開始しました。事業の流れを確立し、より大きな市場である関東圏で同じサービスを展開していく計画です。
4番目のトピックとして、生成AI技術の活用をし、今回のようなアバターによるプレゼンテーションを増やしていく予定です。投資家の皆様への説明に限らず、住宅営業や商品説明など様々な分野に応用していきたいと考えています。当社の企業説明の英語バージョンも作成しましたので機会がございましたらご覧ください。
最後に株主還元についてご説明します。
業績の修正により株価推移については大きく下落しております。今後、中長期的な計画のご説明をしっかりと行い、 株価の回復に努めてまいります。
最後に配当の計画ですが、 業績の過方修正はあるものの、配当予想については安定配当を行う方針のため、 当初の計画を据え置き、 1株あたり30円としております。
以上で本決算の補足説明を終わります。ご静聴ありがとうございました。
