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紙・パルプ業界


パルプ・紙業界についてです。

代表的企業は王子ホールディングス、日本製紙、大王製紙、レンゴーです。ちょっと珍しいところでは特殊東海製紙、ザ・パックという会社があります。

まず日本国内の紙業界は縮小しています。

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グラフは、日本国内の紙や板紙、段ボール紙などの出荷量の推移です。減っています。

次のグラフが、紙・板紙の使われ方の内訳です。

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一番多いのが37%、916万8000トンが印刷情報用紙、それとほぼ同等に多いのがダンボールです。次いで多いのが新聞です。13%ほどです。その次が衛生用紙(トイレ)、そして紙器となっています。

この中で景気連動しそうなものというと、ダンボールですね。逆に景気連動しにくいものは、衛生用紙や新聞といえます。

種類別にグラフを見てみましょう。例えば新聞紙については減ってます。

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今の若い方は新聞を読まない、あるいは読んでも電子版だけを読むということが増えています。また、印刷・情報用紙についても減っています。ペーパーレス化が進んでいます。

唯一やや増えているのが衛生用紙です。段ボール原紙については、横ばいです。なので、業界的には将来性はあまりなく、衰退産業といえます。

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業界的にはナンバーワンは王子ホールディングスです。第2位が日本製紙です。それから次がレンゴーとなっています。売上1兆円を超えているのが王子ホールディングスと日本製紙です。

企業別の生産順位をみてみると、王子製紙は紙の生産が多くなっています。王子マテリアは板紙、段ボールが多いわけです。そしてレンゴーは段ボールに特化しています。

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紙・パルプ業界の各企業の利益率をみてみると、非常に低くなっています。これは、商品の差別化がしにくく価格競争が起こるためです。また、利益に与える要因として、原材料価格の高騰があります。このような背景により、コストを削減し、価格競争をしていくしかないため、紙・パルプ業界では、M&A、寡占化が進み、業界再編が行われていくことでしょう。紙を作って売るというビジネスには収益性はないといえます。紙自体を売るよりも、紙の原料となる木材を海外に売る方が儲かるという状況のようです。

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